ASD(エーエスディー)

日本語で「自閉症スペクトラム」と呼ばれる発達障害の一つです。正式名称は Autism Spectrum Disorder(オーティズム・スペクトラム・ディスオーダー) で、かつては「自閉症」「アスペルガー症候群」「広汎性発達障害」などと個別に分けて呼ばれていたものを、現在ではまとめてひとつの概念として扱っています。



ASDの特徴は大きく2つに分けられます:


① 社会性・コミュニケーションの困難さ

- 相手の気持ちをくみ取るのが難しかったり、表情やジェスチャーを使ったやり取りが苦手です。

- 会話のキャッチボールがうまくいかないことがあります(相手の話を聞かずに一方的に話す、話の内容がずれる、など)。

- 友達との関係づくりや集団行動が難しいと感じる場合もあります。


② 特定の物事への強いこだわり・興味

- 特定の物や活動に強い関心を持ち、それに集中し続けることがあります(例:電車、数字、地図など)。

- 決まったやり方やルールに強くこだわる傾向があり、予定が変わると混乱してしまうこともあります。

- 感覚の過敏さや鈍さがある場合もあります(音や光に敏感、触られるのが苦手、など)。



ASDは「スペクトラム(連続体)」と呼ばれる理由

ASDの「スペクトラム」とは、症状の出方や程度が人によって大きく異なるという意味です。
つまり、同じASDでも、ある子は軽いコミュニケーションの苦手さだけがあり、別の子は日常生活に大きなサポートが必要、というふうに個人差が大きいのが特徴です。



どうやって支援するの?

ASDは「治す」ものではなく、その子の特性を理解し、適切なサポートを行うことが大切です。児童発達支援や療育の現場では、コミュニケーションの練習や日常生活スキルの習得、安心して過ごせる環境づくりなど、一人ひとりに合った支援が行われます

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