羊水検査(ようすいけんさ)


出生前診断の一つです。妊娠中にお腹の赤ちゃん(胎児)に染色体の異常があるかどうかを調べるために行われます。


■ どんな検査?

羊水検査は、妊婦さんのお腹に細い針を刺して子宮の中にある羊水を少しだけ採取する検査です。羊水の中には、赤ちゃんから剥がれ落ちた細胞(胎児細胞)が含まれていて、その細胞を使って染色体の状態を詳しく調べることができます。



■ 何がわかるの?

染色体の異常には、大きく分けて2つのタイプがあります。

  1. 「数」の異常
    本来は46本ある染色体の本数が多かったり少なかったりするものです。
    例:ダウン症候群(21番染色体が1本多い)

  2. 「構造」の異常
    染色体の一部が欠けていたり、入れ替わっていたりするものです。
    → 見た目には本数が合っていても、形の異常があると障害の原因になることがあります。



■ いつ行うの?

一般的には妊娠15~18週ごろに実施されます。この時期になると、赤ちゃんの細胞が羊水中に多く含まれるようになるため、検査がしやすくなります。



■ 検査の流れ

  1. お腹の上から超音波(エコー)で赤ちゃんの位置を確認

  2. 消毒して、細い針を使ってお腹から子宮の中にある羊水を10〜20mlほど採取

  3. 採取した羊水に含まれる胎児細胞を検査所で培養・分析(結果が出るまで2〜3週間ほど)



■ リスクや注意点

羊水検査は高い精度で染色体の異常を調べられる検査ですが、体に針を刺す侵襲的な検査のため、以下のようなリスク(合併症)もあります。

- 流産(約0.1〜0.3%の確率)

- 破水

- 出血

- 子宮内感染

- まれに胎児が針で傷つくことも

そのため、実施するかどうかは、医師とよく相談したうえで慎重に決める必要があります。



■ どんな人が受ける?

羊水検査は、以下のような方が対象になることが多いです:

- 高齢出産(35歳以上)

- 他の出生前検査(NIPTなど)で染色体異常の可能性があると言われた場合

- 過去に染色体異常のあるお子さんを出産された経験がある場合

- 家族に染色体異常の既往がある場合



何を調べられて、どんなリスクがあるかをしっかり理解したうえで、必要に応じて受ける検査です。何か気になる点があれば、かかりつけの産婦人科で相談してみてくださいね

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