広汎性発達障害(PDD)(自閉スペクトラム症)

発達障害の一つの分類として、「広汎性発達障害」というものがあります。これは、言葉の発達や認知機能、対人関係、興味や行動のパターンなど、さまざまな領域において発達の遅れや偏りがみられる障害の総称です。具体的には、自閉症、アスペルガー症候群、レット障害、小児期崩壊性障害、特定不能の広汎性発達障害が含まれます。


これらの障害は、幼少期から症状が現れることが多く、言葉の発達が遅れたり、周囲とのコミュニケーションが難しかったり、特定の物事に強いこだわりを持つといった特徴がみられます。また、知的発達に遅れが伴う場合もあれば、そうでない場合もあります。


なお、「広汎性発達障害」という名称は、現在では「自閉スペクトラム症(ASD: Autism Spectrum Disorder)」という名称に統一されています。これは、自閉症やアスペルガー症候群、小児期崩壊性障害などが連続したスペクトラム(連続体)として捉えられるようになったためです。ASDは症状の現れ方や重症度に個人差が大きく、一人ひとりの特性に応じた支援が求められます。


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