愛着障害

乳幼児期に虐待やネグレクト(育児放棄)を受けたことで、保護者との安定した信頼関係(愛着)が築けずに発生する障害です。


愛着とは?
赤ちゃんは、生まれてからお世話をしてくれる大人(主に親)と関わる中で、「この人は自分を守ってくれる」「安心して頼っていい存在だ」と感じることで、信頼関係を築きます。この絆(愛着)がしっかりと育つことで、人は他者を信頼し、人と関わる力を身につけていきます。


愛着障害が起こると?
しかし、幼いころに虐待やネグレクトを受けたり、親が十分に関わってくれなかったりすると、「甘えても無視される」「泣いても助けてもらえない」という経験が積み重なり、大人に対する基本的な信頼が育ちません。その結果、以下のような特徴が現れます。

  • 甘えることができない:助けを求めることに慣れていないため、自分だけで何とかしようとする。
  • 他人を信じられない:親からの愛情を受けられなかったため、「どうせ誰も助けてくれない」と思い、人を信用しない。
  • 愛情や好意に対して反発する:誰かが優しくしてくれても、「本当は裏があるのでは?」「どうせ捨てられる」と感じ、怒りや無関心で応じてしまう。
  • 感情のコントロールが難しい:不安や怒りが強く、ちょっとしたことで激しく怒ったり、極端に落ち込んだりする。

対応と支援
愛着障害の子どもにとって大切なのは、「安心できる大人がそばにいて、自分を受け入れてくれる」という経験を積み重ねることです。信頼できる大人と一緒に過ごし、少しずつ「人を頼ってもいいんだ」と感じられるようになることで、愛着を再形成することが可能です。

支援の方法としては、専門家による心理療法や、安定した環境での丁寧な関わりが重要になります


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